3年で残高が半額以下になるのだとしたら、それ以上取引を続けた場合、いったいどうなってしまうのでしょうか?
あなたの借りた50万円は、毎月23000円の返済と1万円の借入を繰り返した場合、利息が年29.2%なら、5年半程度頑張っても、まだ40万円以上の残高が残ってしまいます。でも利息が年18%なら、残高は「0」となって、借金はすっかりなくなってしまうのです。
つまり5年半程度で、払い過ぎた利息が、元金まですべて返済してくれたことになります。これをもっと長く返済し続けていたとしたら、今度は「支払う必要のないお金」を支払ってしまうということになるのです。
この「支払う必要のないお金」が「過払い金」と呼ばれるものです。
「過払い金」は、返してもらうべきものです。 でも債権者は、そう簡単には返還に応じてくれませんので、粘り強く交渉する必要があります。また裁判をおこさなければならないケースも多くあり、判決が出るまでには、それなりの費用や時間がかかってしまいます。つまり、払い過ぎないうちに手を打つことが重要なのです。