たった1ヶ月で、4666円もの違いが出るのですから、長い期間になると相当大きな違いが出ることになります。では、どれぐらい違うのでしょうか?
何年返しても減らなかった借金が.....
借入限度額いっぱいの50万円を利息年29.2%で借り、1回につき23000円を返済すると、借入枠に余裕が出てきます。そこであなたは、毎月23000円ずつ返済しながら、同時に毎月1万円ずつ借り入れることにしました。このように同じ金融業者からの借入と返済を繰り返すと、なんとなく返済しなくてはならない金額が減ったような気がするものです。なお金融業者からの借入や返済はまとめて「取引」と呼ばれます。
あなたが毎月23000円を返済して、1万円を借り入れるということを繰り返した場合の残高は、計算上7年以上たったとしても残高は40万円以上残ってしまいます。ところが、この取引におけるあなたの借入と返済を「利息制限法」で引き直し計算してみると、なんと3年で残額は20万円程度にまで減少してしまいます。
つまり、利息の引き直し計算によって、3年で残額が半額以下になってしまうのです。
※このシミュレーションは、ひとつの典型的なモデルであり、実際には、借入利率、借入金額、返済金額など、個別の事案によって結果は異なります。