Q:私達は72歳と70歳の夫婦です。今のところ元気で生活に不自由はありませんが、子供やほかに頼れる身よりもなく、近い将来、自分の財産や身の回りの事がどうなるのか、とても不安です。
A:平成12年4月から「成年後見」という制度が始まっています。制度が始まってから年数も経てきましたので、制度も安定し社会の認知度や制度利用者も増えています。この制度では、将来、自分が認知症になるなど、物事を判断する力が衰えた場合に備えて、あらかじめ保護者(任意後見人)を選んでおくことができます。将来の財産や身の回りのことを「こうして欲しい」と契約をしておくことで、万一、物事を判断する力が衰えた場合でも、選ばれた保護者が、ご本人の希望を尊重しながら、財産の管理や身の回りのお手伝いをする制度です。詳しい内容については、お問い合わせフォーム等からご相談下さい。
司法書士の仕事Q&A(大阪司法書士会編)